家を建てる前に行う地鎮祭って何?準備するものや服装、当日の流れなどを分かりやすく解説!|愛京住宅総合サイト
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家を建てる前に行う「地鎮祭(じちんさい)」。地鎮祭は何のためにするのか分からない人も多くないのでは?
本記事では、地鎮祭の目的や当日の流れ、マナーなどを分かりやすく解説しているので、是非参考にしてください。
地鎮祭とは?
地鎮祭(じちんさい)とは、新たな土地に建物を建てる際に、その土地の神様を祀り、工事の安全と建物の無事を祈るための日本の伝統的な神道の儀式です。この儀式は、建築工事が始まる前に行われ、土地の神様(地の神)に対して感謝と尊敬の意を表し、工事が無事に進むように願います。
地鎮祭の事前準備
地鎮祭の段取りについて、以下に詳しい手順を説明します。地鎮祭をスムーズに行うためには、事前準備と当日の流れをしっかりと把握しておくことが重要です。
日取りの決定
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1.吉日の選定
- 六曜に基づいた吉日(特に「大安」「友引」)を選ぶことが一般的です。
- 「大安」は終日吉とされ、どのような行事にも最適な日です。
- 「友引」は午前中が吉とされ、勝負事や契約事に適しています。
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2.関係者のスケジュール調整:
- 施主(家を建てる人)、建設業者、神主(神職者)などの主要な関係者の都合を確認します。
- 神主の予定は特に重要で、予約が必要な場合が多いので早めに問い合わせることが望ましいです。
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3.建設工事のスケジュール:
- 建設工事の進行スケジュールに合わせて、地鎮祭の日取りを決定します。地鎮祭は工事の安全を祈願するため、工事開始前に行うことが一般的です。
用意するもの
1.神饌物(しんせんぶつ)
神饌物は祭壇に供える供物で、以下のものを用意します。
- ・米:洗い米(約一合)
- ・塩:粗塩(適量)
- ・水:清水(適量)
- ・酒:日本酒(清酒、一升)
- ・魚:鯛などの尾頭付き魚
- ・野菜:季節の野菜(大根、人参など)
- ・果物:季節の果物(リンゴ、ミカンなど)
※供物は神主が用意してくれる場合もあるため、用意する場合は事前に内容を確認しましょう。
2.ご祝儀
地鎮祭には神主さんや施工業者、建築主が参加します。参加者にご祝儀を渡すのが一般的です。
地鎮祭の際にお渡しするご祝儀の相場は、一般的には1万円から3万円程度と言われています。ただし、地域や関係性によって異なる場合があります。工事を担当する業者や神主に相談してみると良いでしょう。
3.服装
男性の場合:
- 靴はフォーマルな革靴を履きます。
女性の場合:
- ワンピースやスーツを着用するのが一般的です。色は男性と同じく、黒やグレー、ネイビーなどの落ち着いた色が適しています。
- 靴はヒールの低いフォーマルなものが良いでしょう。
当日の流れ
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一般的な地鎮祭の流れをご紹介いたします。
1.開式の辞- 神主が地鎮祭の開始を宣言します。
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2.修祓(しゅばつ)
- 神主が参列者や祭場をお祓いします。これにより、場を清めます。
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3.降神(こうしん)
- 神様を祭壇にお招きします。
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4.献饌(けんせん)
- 祭壇に供物(米、酒、塩、水、野菜、果物など)を捧げます。
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5.祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 神主が祝詞(のりと)を奏上し、土地の神様に対して工事の無事を祈願します。
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6.四方祓(しほうはらい)
- 神主が祭場の四隅をお祓いします。土地の四隅に塩や酒を撒くこともあります。
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7.鍬入れの儀(くわいれのぎ)
- 建築主や施工業者の代表者が鍬(くわ)や鋤(すき)を使って、土地を掘る動作を行います。これにより、工事の開始を象徴します。
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8.玉串奉奠(たまぐしほうてん)
- 参列者が玉串(たまぐし)を奉り、工事の無事を祈ります。玉串は榊の枝に紙垂(しで)をつけたもので、これを祭壇に捧げます。
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9.撤饌(てっせん)
- 供物をお下げします。
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10.昇神(しょうしん)
- 神様をお送りし、祭典を終了します。
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11.閉式の辞
- 神主が地鎮祭の終了を宣言します。
まとめ
地鎮祭は建築工事の「無事と成功」を祈る大切な儀式です。神主さんへの依頼や必要なものの準備など事前準備の確認をしっかり行いましょう。事前準備と併せて、当日の流れも把握しておくと、スムーズに地鎮祭に臨むことができます。