家づくりコラム

今どきの住まいに和室は必要?畳を取り入れてみて暮らしにいいこととは?|愛京住宅総合サイト

今どきの住まいに和室は必要?畳を取り入れてみて暮らしにいいこととは?
 

 家を建てる際、和室を取り入れるか洋室のみで間取りを考えるか一度は悩まれるのではないでしょうか。古い日本家屋では「和室」が必ずと言っていいほどありましたが、最近では和室の需要は昔と比べかなり、減少傾向にありフローリング(洋室)のみの間取りが主流になっています。今回は畳があることでもたらす豊かな暮らしをご紹介していきます。 

畳があることでもたらすいいこと


★リラックス効果
畳といえば何といっても香りがとてもいいですよね。
畳はイ草や藁を素材としており、イ草にはストレスを軽減する成分や、
抗菌作用のある成分が含まれているので空気清浄化効果があります。

★温度調節をしてくれる
イ草や藁は空気をたくさん含むので、室内の湿度を適切に保つことができ、湿度が高いときは畳が湿気を吸収する機能や、乾燥しているときには吸収した水分を放出する役割もあることで、部屋の温度調整をしてくれます。

★断熱性と保温性
断熱性に優れているので床下からの冷気を遮断し、足元の冷えを防ぎます。
夏は涼しく冬は暖かく、一年を通して快適に過ごせます♪

★防音効果や耐久性
畳に使用される藁は耐久性があり、適度な弾力性を持っておりクッション性や防音効果があるといわれており、柔らかい素材であるため小さなお子様が転倒してしまってもフローリングよりも安心です。
また、体重を分散して優しく支えるため、長時間座っていても疲れにくいですし、畳の上で寝ると体にやさしく、快適な眠りを得ることができます。

  • 和室は独立で作る?リビングの畳コーナーとして作る?

    1.  最近ではリビングの一部として畳コーナーを取り入れることが人気であり、独立した和室をわざわざ作る必要がないと感じる方もいるかと思いますが、それぞれのメリット・デメリットについて説明いたします。

      独立した和室のメリット・デメリット

      メリット
      ①プライバシーを確保しつつ、多目的に使える

      独立した和室を作ることで、プライバシーを確保できます。また、お客様が来られた際の客間や寝室としても利用できますし、茶室、書斎として利用でき和室が一部屋あるだけで、ゆっくりくつろげる空間ができます。

       

      ②文化的価値と教育的効果
      今の時代の子供たちにとって、日本の文化や伝統を身近に感じる機会となります。和室は静かな環境を作れるので、読書や瞑想、勉強など、集中力を必要とする場所には適した空間です。


      デメリット
      ①広さの確保・費用

      独立した和室を作ることは、それなりの大きさの部屋を作らないといけないので、間取りを考える際、家の大きさもとても重要となってきます。
      客間として使う場合は、4帖~6帖は必要となってきますので一部屋分が必要となり、畳や障子、襖などの和室特有の素材やインテリアは高価であり、職人による施工が必要な場合も多いため、建築コストが高くなる傾向があります​​。

      ②掃除の手間とメンテナンス
      畳は汚れが目立ちやすく、掃除や汚れの取り除きが難しい場合があります。特に飲み物をこぼした際などは染みになりやすいです​​。また襖を破いてしまったり、畳の交換等で定期的なメンテナンスが必要です。


      リビングの畳コーナーのメリット・デメリット

      メリット
      ①子供に目が届きやすい

      リビングに畳コーナーがある場合、家事をしながらでも子供の動きを視界に入れやすい環境が整っているので安心して日常の作業を行えます。リビングと一体化することにより、家族とのコミュニケーションが取りやすくなります。

      ②転倒時での怪我のリスクを軽減する
      畳の表面は柔らかく滑りにくいため、転倒しにくいので子どもの遊び場としてもすごく適しており、怪我のリスクを軽減します。また、フローリングの場合は簡単に寝ころぶには硬いですが、畳の場合はクッション性があるので子どもや大人の昼寝場所にもとても最適です。

      デメリット
      ①リビングの生活音

      独立した空間ではなくリビングと一体化してるので、仕切られていないためリビングの生活音が気になり来客時の対応場所としては使いにくいかもしれません。

      こまめな掃除が必要
      段差がないフラットタイプの畳コーナーは、リビングからのホコリが入りやすいといった欠点もあり、畳の目にホコリだけでなく、食べかすなどが紛れ込むことも懸念されます。ホコリや汚れを放置しておくとアレルギー症状の元となりかねません。そのため、よりこまめに掃除をする必要があります。

    2. 愛京住宅の施行事例

      M様邸
      和室を取り入れられたお宅です。
      K様邸
      こちらもリビングにつながったフラットタイプの畳コーナとなっております。
      暗くなりがちな畳コーナーですが、高窓と下窓を取り入れることによって、遮光もばっちり確保しております♪

      H様邸
      こちらはロフトに和室を取り入れられたお客様の事例となっております。

       

    いかがでしたでしょうか?和室や畳コーナーを取り入れることによって、リラックス効果や、断熱効果などもあり畳をとりいれた暮らしはメリットが沢山ございます♪

    昔と異なり畳の種類や色味も増え、デザイン性の高い畳を取り入れやすく、和とモダンが調和した美しいインテリア空間を取り入れることができますので、家を建てる際にどのような用途で和室が必要なのか。家族構成や予算、理想としている間取りをしっかりと考えた上で取り入れてみてはいかがでしょうか?