

トイレに手洗い器は必要か?トイレづくりでよくあるお悩みを不動産会社がお答えします!|愛京住宅総合サイト
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トイレに手洗い器をつけるかどうか――
家づくりやリフォームの過程で、多くの人が悩むポイントのひとつです。
昔は当たり前だった「タンク上の手洗い」。しかし今では、見た目のスッキリ感や清掃性を重視して、タンクレスのトイレを選ぶ人も増えています。その結果、トイレ内に独立した「手洗い器」をつけるかどうか、改めて考える必要が出てくるのです。
手洗い器が“ある”メリット
▼ トイレ内で動作が完結する
トイレで用を足して、その場ですぐ手を洗えるという導線は、日常の小さな快適さにつながります。
特に朝の忙しい時間や、夜中に目が覚めたときなど、「わざわざ洗面所に行かなくて済む」のは、意外とありがたいものです。
▼ 来客時にもスマート
来客がトイレを使ったあと、洗面所に案内する必要がなくなるのも、手洗い器があるメリットのひとつ。洗面台がプライベート空間にある間取りの場合は、気をつかわずに済むという利点も。
▼ 衛生的な動線を作りやすい
感染症予防の観点からも、“トイレのあとすぐに手洗い”ができる環境は理にかなっています。誰かがトイレを使ったあとでも、衛生的な印象を与えられます。
手洗い器が“ない”ことのメリット
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▼ スペースにゆとりができる
トイレは本来コンパクトな空間。そこに手洗い器を設けると、設置場所によっては圧迫感を感じることもあります。とくに0.75坪以下のトイレでは、無理に詰め込むと掃除がしづらくなったり、使い勝手が悪くなるケースも。
▼掃除の手間が減る
水回りが増える=掃除箇所も増える、というのは避けられない現実です。使用頻度が低い手洗い器が水垢やホコリのたまり場になってしまうと、かえって手間が増えることも。
▼ コストを抑えられる
手洗い器本体+配管+設置工事となると、数万円~十数万円の追加費用になる場合もあります。限られた予算のなかで、優先順位を考えたうえで判断したいところです。
どうやって決める?考えるべき3つの視点
1. 洗面所との距離
トイレのすぐ隣に洗面台がある場合は、そちらを使う前提でも問題ありません。ただし、2階や寝室そばのトイレなど、洗面所と離れている場合は、手洗い器があると便利です。
2. トイレの広さ
トイレ内に余裕があるかどうかは、快適性に直結します。狭い空間に無理やり手洗い器を設置するより、壁付けの省スペース型やコーナー設置タイプも検討してみましょう。
3. 「今」と「将来」の暮らし
若いうちは「洗面所で十分」と思っていても、年齢を重ねると動線が面倒に感じたり、家族構成や生活リズムが変わることもあります。「今」だけでなく「10年後」「20年後」も少しだけ想像してみることが大切です。
まとめ
トイレに手洗い器をつけるべきかどうかに、明確な正解はありません。
でも、“快適な暮らし”は、人それぞれに違います。
だからこそ、自分たちの生活スタイルや家のつくり、使うシーンをできるだけリアルに思い描くことが、後悔しない選択への近道です。
見た目より、使いやすさ。今より、これから。
そんな視点で考えると、設備選びがもっと楽しく、納得のいくものになるかもしれません。